
はじめに:冬のドライブ、なぜか肌がパリパリに…その犯人は車内にいます!
冬のドライブ中、「外気に触れていないのに、なぜか肌が乾燥する…」と感じたことはありませんか?
実は、その原因はあなたの愛車の「機能」そのものにあるかもしれません。さらに、巷でよく見る乾燥対策グッズも、選び方を間違えると「車内での使用」には不向きな場合があります。
そこで、この記事では、次の内容を解説します。
- 車内が乾燥する意外なメカニズム
- ドライブシーンに特化した本当に使える乾燥対策グッズの「選び方」
- 明日から使える裏ワザ
クルマのプロの視点から、一歩踏み込んで徹底解説します。
【専門家が解説】車内の乾燥を加速させる3つの原因

ただ暖房をつけているだけが原因ではありません。実は、車の構造と機能が、乾燥を加速させているのです。
1. エアコン(A/C)スイッチの「除湿」効果が乾燥を招く
「暖房なのにA/CスイッチもON」にしていませんか?
これは、ガラスの曇りを取るために、車が強制的に空気中の水分を除去(除湿)している状態です。そのため、肌の水分も一緒に奪われてしまい、カサカサの原因になります。
2. ヒーターによる「飽和水蒸気量」の変化で乾燥が進む

冷たい外気を取り込み、ヒーターで温めると空気の温度は上がります。しかし、水分量は変わりません。
温度が高いほど空気は水分を多く含むことができる(飽和水蒸気量が上がる)ため、結果として相対的な湿度が急激に低下します。そして、乾燥した空気になるのです。
3. 車の高い「気密性」が乾燥した空気を閉じ込める
近年の車は気密性が高く、一度乾燥した空気が車内に留まりやすくなっています。
そのため、適切な換気を行わないと、どんどん湿度が下がってしまうのです。
車内の乾燥対策に効果的!ドライブ専用「潤いグッズ」3選
ここからは、プロが「これなら安心・快適に使える」と太鼓判を押す、ドライブに特化した選び方のポイントをご紹介します。
1. 【置き場所がミソ】車載用USB加湿器で車内の乾燥を防ぐ「安全な」選び方

ただ小さいだけではNG。なぜなら、車内で使うには、安全性への配慮が最も重要だからです。
選び方のポイント
形状:
ドリンクホルダーにぴったり収まる円筒形が最適です。これにより、転倒リスクを最小限に抑えられます。
機能:
転倒時の自動停止機能や、空焚き防止機能は必須です。というのも、万が一の時、電子機器をショートから守ることができるからです。
電源:
USB給電式が便利です。ただし、車のUSBポートは電力供給が不安定な場合もあります。そのため、品質の確かなシガーソケット用USBチャージャーから給電するのがおすすめです。
プロの推しポイント
「安価な製品にはご注意を。なぜなら、水漏れがカーナビやシフト周りの電子機器の故障に繋がったケースも見てきたからです。したがって、信頼できるメーカーの製品を選び、絶対に不安定な場所に置かないでください。」
2. 【ハンドルが滑らないは常識】ドライバー向け高保湿ハンドクリームで手の乾燥対策

「塗った後、ハンドルが滑ってヒヤッとした…」そんな経験はありませんか?
実は、ドライバーが選ぶべきは「成分」と「使用感」なのです。
選び方のポイント
テクスチャー:
「高浸透」「ジェルタイプ」など、塗ってすぐにサラサラになるものを選びましょう。というのも、オイル感が強いものは運転操作の妨げになる可能性があり危険だからです。
香り:
無香料か、微香性のものを選びます。なぜなら、強い香りは車内に充満し、同乗者がいる場合は車酔いの原因にもなりかねないからです。
容器:
信号待ちなど、片手でサッと開けられるワンタッチキャップ式が実は非常に便利です。
プロの推しポイント
「整備で手が荒れがちなメカニック達に人気なのは、シアバターやヒアルロン酸配合でもベタつかないタイプです。つまり、塗った直後に工具を握れるかが、彼らの評価基準なのです!」
3. 【紫外線も大敵】通年使える「SPF表示付き」高機能リップクリームで唇の乾燥対策

冬でも紫外線対策は必須です。なぜなら、特に車内は無防備になりがちだからです。
選び方のポイント
UVカット効果:
「SPF15/PA+」以上の表示があるものを選びましょう。というのも、冬でもフロントガラスやサイドガラス越しに紫外線(UVA波)は降り注ぎ、唇の乾燥や荒れの原因になるからです。
形状:
塗り直しやすさを考えると、鏡を見なくても使えるスティックタイプが最適です。
保湿成分:
ワセリンやセラミドなど、唇の水分蒸発を防ぐ「油分」がしっかり配合されているものがおすすめです。
プロの推しポイント
「特に雪道のドライブでは、雪からの照り返しで紫外線量が倍増します。したがって、スキーやスノボに行かずとも、冬のレジャードライブにはUVカット機能付きリップが”お守り”になりますよ。」
【裏ワザ編】グッズに頼らない!車内の乾燥を防ぐ小ワザ3選
ここからは、すぐに実践できる乾燥対策の裏ワザをご紹介します。
1. 濡れタオルを一枚置くだけで簡易加湿
清潔な濡れタオルを助手席の足元などに一枚置いておくだけでも、簡易的な加湿器の役割を果たします。
2. 飲み物の蓋を少し開けておく
ホットコーヒーなど、温かい飲み物の蓋を少しだけ開けておくと、湯気が適度な潤いをもたらします。
3. 「内気循環」と「外気導入」の賢い使い分けで乾燥を防ぐ
高速道路など空気が乾燥している場所では「内気循環」を基本にし、湿度を保ちましょう。
ただし、眠気防止のため30分に1回は「外気導入」で空気を入れ替えるのが安全運転の鉄則です。
まとめ:ドライブ中の乾燥対策で快適&安全な運転を
ドライブ中の乾燥対策は、快適なだけでなく、集中力を維持して安全運転を続けるためにも重要です。
さらに、お肌の潤いも大切ですが、それ以上に重要なのが愛車の「潤い」(オイル類)や健康状態です。というのも、冬はバッテリー上がりなど、思わぬ車のトラブルも増える季節だからです。
そこで、お出かけの前には、ぜひお近くのENEOSモビリニアで安全点検を。プロの目でしっかりチェックし、皆様の安心で快適なドライブをサポートします!
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