
日本橋は、東京の中心部に位置しながら、今もなお歴史と文化の薫りが漂う街です。そんな日本橋エリアには、七福神を祀る神社が7つ点在していることをご存知でしょうか?
今回は、この「日本橋七福神巡り」に実際に挑戦してみました。
日本橋七福神めぐりの概要
日本橋七福神めぐりは、人形町駅周辺に位置する7つの神社を巡るコースです。すべての神社が徒歩圏内に配置されているため、順調に進めば1時間程度でコンプリートできてしまうという、非常に手軽な七福神めぐりとして人気があります。
まわる神社は以下の7社です
- 恵比寿神を祀る 椙森神社(すぎのもり神社)
- 寿老人を祀る 笠間稲荷神社
- 毘沙門天を祀る 末廣神社
- 大国神を祀る 松島神社
- 弁財天を祀る 水天宮
- 布袋尊を祀る 茶ノ木神社
- 福禄寿を祀る 小網神社

日本橋七福神巡りの感想レポート
平日の貴重なランチタイム1時間を使って、いざ出発!「1時間で全部回れるか?」というタイムアタック形式でレッツゴー!急がなきゃ!
スタート地点~三井本館周辺
まずは、恵比寿神を祀る「椙森神社」を目指します。日本橋のオフィス街から小走りで約10分。通常なら徒歩15分はかかる道のりです。 その道中、ドラマファンなら見覚えのある建物が目に飛び込んできました。

半沢直樹が勤める東京中央銀行本店(三井本館)
ここは、ドラマ『半沢直樹』(2013年・2020年)で、堺雅人さん演じる主人公が勤務していた「東京中央銀行」のロケ地となった場所です。 上司や権力者からの理不尽な扱いに屈することなく「倍返しだ!」と立ち向かう姿に、自分を重ねて希望をもらった方も多いのではないでしょうか。現実社会でそれを言ったら即刻左遷ですが…そこはグッと我慢ですね。
この重厚な建物は、実際には「三井本館(三井住友銀行 東京中央支店)」です。
- 住所:東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号
1社目:恵比寿神を祀る「椙森神社」
三井本館からさらに歩くこと10分(小走り)。ついに最初の神社に到着しました。

平日のお昼時にもかかわらず、境内は意外と混雑しています!

椙森神社(すぎのもり神社)は、東京都中央区日本橋堀留町に鎮座しています。こちらは恵比寿神を祀る神社として有名で、商売繁盛や金運のご利益があると言われています。 また、その歴史は古く、1603年に徳川家康が江戸幕府を開いた際にも深く関わりがあるとされています。当時、江戸が日本の中心地として整備される中で、同社は多くの商人たちから篤い信仰を集めました。
境内には恵比寿神のほか、大国主命や弁財天など七福神の神々も祀られています。
- 住所:東京都中央区日本橋堀留町1丁目10−2
- 公式サイト:http://suginomori.g2.xrea.com/
※御朱印は30分以上待ちそうだったため、今回は断念して先を急ぎます。
2社目:寿老人を祀る「笠間稲荷神社」
続いて向かったのは、笠間稲荷神社です。ここまでは少し距離があります。 人形町の交差点を左折し、久松警察署の向かい側方面へ。ここでも小走りを駆使して8分で到着(通常は12分ほど)。

幸いなことに、先ほどの椙森神社よりは空いていました。
ここは、茨城県笠間市にある日本三大稲荷の一つ「笠間稲荷大神宮」の東京別社です。寿老人を祀っており、長寿や健康のご利益があるとされています。 そこで、 次回の人間ドックの結果が良くなりますように…と切実に祈願して次へ!
- 住所:東京都中央区日本橋浜町2丁目11−6
- 公式サイト:http://www.kasama.or.jp//about/bessha.html
3社目:毘沙門天を祀る「末廣神社」
次は末廣神社へ向かいます。距離は近く、小走りで3分(通常徒歩5分)。 しかし、 到着して驚愕しました。

なんと、お社からはみ出るほどの行列が! 限られた時間内では並ぶことが難しいため、今回は外から手を合わせることに。
こちらの神社は毘沙門天を祀っており、勝負運や財運のご利益で知られています。「並べなかったことで、今年の勝負運は大丈夫か…?」と一抹の不安を感じつつも、気持ちを切り替えて次へ進みます。
- 住所:東京都中央区日本橋人形町2丁目25−20
- 公式サイト:https://suehirojinja.or.jp/
4社目:大国神を祀る「松島神社」
「次こそはお参りできますように」と期待を込めつつ、松島神社へ。小走りで5分(通常徒歩8分)で到着。

比較的空いていました!ラッキーです。ここではゆっくりと祈願することにします。
松島神社は、大国神を祀り、縁結びや子孫繁栄、夫婦和合のご利益があるとされています。 実は、この神社の起源は鎌倉時代以前にまでさかのぼります。この地に住んでいた柴田家の祖先が、下総国から移住した際に邸内に神様を祀ったのが始まりだとか。当時はこの辺りが「小島」だったため、「松島稲荷大明神」と呼ばれていました。
江戸時代には、商人だけでなく、幕府の将軍や大名も参拝に訪れたと言われる由緒あるスポットです。
- 住所:東京都中央区日本橋人形町2丁目15−2
- 公式サイト:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/chuou/3152/
5社目:弁財天を祀る「水天宮」
続いては有名な水天宮へ!距離は近く、小走りですぐに到着しました(通常徒歩2分)。

ところが、 入り口にはすでに行列が…。これでは祈願できません! とりあえず列には並ばず、階段を上って境内の様子を確認することにしました。すると、本殿自体は比較的空いている様子。すかさず本殿へ祈願!


しかし、目当ての「七福神」の神様は本殿の横にあり、そこが激混み状態でした。 人気の「子宝いぬ」には、「将来孫ができますように」と遠くから念を送り、行列に耐えきれず次へ移動することに。

- 住所:東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目1−1
- 公式サイト:http://www.suitengu.or.jp/
6社目:布袋尊を祀る「茶ノ木神社」
水天宮の混雑に圧倒されましたが、次はどうでしょうか。想像を巡らせながら小走りで1分(通常徒歩2分)。

多少並んではいましたが、許容範囲内!今度はしっかりと祈願できました。 茶ノ木神社は布袋尊を祀り、福徳円満の神様として知られています。
この神社の由緒について触れると、 その創建は平安時代末期とも言われています。かつてこの地には、下総佐倉の城主であった堀田家の屋敷がありました。堀田家が邸内で美しい茶の木を植え、その庭園を愛でていたことから「茶ノ木神社」と呼ばれるようになったそうです。
さて、次はラストです!ここまでで42分が経過。休憩終了まであとわずか…。
7社目:福禄寿を祀る「小網神社」
最後に向かうのは小網神社です。「これでコンプリートだ!」と意気込んで到着したものの…。

残念ながら、 そこには今日一番の長蛇の列が!! 小網神社は、福禄寿と弁財天を祀る神社で、1466年(文正元年)に創建された非常に歴史ある神社です。「強運厄除け」のパワースポットとして近年大人気のため、平日でもこの混雑です。

境内には「銭洗い弁天」があり、ここでお金を清めて財布に入れておくと財運アップのご利益があると言われています。 しかし、 ここで無念のタイムアップ。1時間ではすべてを参拝して回ることはできませんでした。

日本橋七福神巡りを終えて
どの神社も、それぞれに歴史と伝統を感じさせる雰囲気があり、参拝(あるいは外から眺めるだけでも)心が洗われるような気持ちになりました。 加えて、日本橋の街並み自体も江戸情緒あふれる風情があり、移動中の散策も非常に楽しかったです。
日本橋七福神巡りのおすすめポイント
今回の経験から、以下のような点がおすすめポイントだと感じました。
- 手軽さ: すべて徒歩圏内のため、健脚な方ならサクサク回れます。
- 街歩きの楽しさ: 近代的なビルと江戸情緒が融合した日本橋の街並みを満喫できます。
- 歴史体験: 各神社に深い歴史があり、伝統文化に触れられます。
巡る際の注意点
一方で、以下の点には注意が必要です。
- 混雑状況: 平日でも人気神社は並びます。土日祝日はさらに混雑が予想されます。
- 所要時間: 「1時間」は空いている場合の目安です。御朱印をいただく場合や、土日に巡る場合は、半日(3〜4時間)見ておいたほうが無難です。
まとめ
日本橋七福神巡りは、東京の中心部で気軽に歴史とご利益に触れられる、非常におすすめの観光コースです。 アクセスの良さも相まって大人気スポットとなっているため、時間に余裕を持って訪れるのがベストです。 ぜひ一度、皆様も足を運んでみてはいかがでしょうか。
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