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2023.12.13

ドローンの語源は?一般に知れ渡った経緯について

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ドローンを手に入れ、誰もがうらやむような空撮映像を撮りたいと願う人は多いですね。そういった方々にとって、ドローンに関する興味深い雑学も押さえておくと良いでしょう。今回は、ドローンの語源について複数の説をご紹介いたします。

ドローンの定義とは?

テレビや雑誌など、さまざまなメディアで「ドローン」を目にする機会が増えてきたことから、多くの方がその言葉を知っていることでしょう。しかし、正確には「ドローン」とは何を指すのでしょうか?

ドローンを別の言葉で表現すると、「無人航空機」です。無人航空機は航空法において以下のように定義されています。「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの。総重量が200g未満のものを除く」

無人航空機の定義(ポイント)

  • 構造上人が乗れない
  • 遠隔操作または自動で操縦できるもの

これには、マルチコプター、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプターなどが含まれますが、一般的にはプロペラで飛行するマルチコプターを指して「ドローン」と呼ぶことが一般的です。

ドローンの語源その1:「雄バチの羽音」

「ドローン」という言葉が一般的になってきましたが、その名前の由来を知っている人は少ないかもしれません。ドローンの語源には大きく分けて2つあり、その1つが「雄バチの羽音」から派生していると言われています。

ドローンは複数のプロペラを高速回転させて飛行します。その際に発する音はかなり大きく、その音を注意深く聞いてみると、何かの虫の羽音に似ていることに気付くかもしれません。英語で「ドローン」は「Drone」となり、これは雄バチを指します。つまり、雄バチの「ブーン」という羽音と、ドローンの飛行音が関連しているとされています。

ドローンの語源その2:「第二次世界大戦の訓練機の名前」

もう一つの由来として挙げられるのは、第二次世界大戦時のイギリス軍で活用されていた射撃訓練用標的飛行機「クイーン・ビー」から派生していると言われています。日本語に直すと「女王蜂」となりますね。当時使用されていた無線操縦飛行機と、現代のドローンが共通する特徴があったことから、「Drone」という名前が付けられたのではないかと推測されています。

これらの二つの語源には、蜂が起源であるという共通点が見られます。どちらも十分な裏付けがあり、これらの知識を持っていると、雑学を披露する際に役立つことでしょう。

「ドローン」以外にも呼び方がある?

ドローンに関する調査を進めると、「マルチコプター」や「UAV」といった用語も見受けられます。これらの言葉はドローンと同義なのでしょうか。これらの呼び名についても見てみましょう。

マルチコプター

ヘリコプターの一種で、3つ以上のローターで飛行するものを指します。マルチコプターは有人か無人かは関係ありませんが、全てがドローンを指すわけではありません。一般的に、マルチコプターという言葉は主にドローンを指すために使用されます。例えば、4枚の翼を持つものを「クアッドコプター」、6枚の翼を持つものを「ヘキサコプター」と呼ぶこともあります。

UAV

「無人航空機」を指します。無人航空機の定義を考えると、UAVとドローンはほぼ同じものを指しています。なお、UAVは「Unmanned Aerial Vehicle」の頭文字を取ったものです。

一般的に浸透するまでのドローンの歴史

ドローンが幅広い用途で知れ渡り、活用されるようになったのはここ数年の出来事ですが、実際のところ、ドローンは遥か以前から存在していました。その歴史は20世紀まで遡り、第二次世界大戦中には爆弾を搭載した無人爆撃機として研究が行われていました。この研究は操縦者の危険を回避するという観点から注目されましたが、当時はまだ実用化の段階には達していませんでした。

その後、軍事開発は進み、アメリカ軍が開発した「プレデター」と呼ばれる無人航空機はアフガニスタン戦争やイラク戦争で使用されました。こうして、ドローンの歴史は軍事利用からスタートし、最近までその枠を外れることはありませんでした。

日本では、1987年にヤマハが「産業用無人ヘリコプター」として無人機を販売し、その後本格的な民間利用が進展し、今では産業界だけでなく個人の生活にも浸透しています。

ドローンが一般的に知られるようになったキッカケは?

ドローンが一般的に浸透していく流れについて知るために、ドローンの語源だけでなくその歴史を確認してみましょう。国内では、「首相官邸ドローン墜落事件」が2015年までは「マルチコプター」や「UAV(無人航空機)」と呼ばれていました。

しかし、世界的に「ドローン」という言葉が一般的になったのは、2010年にParrot社が発売した「Parrot AR Drone」が大きな影響を与えたと言われています。スマートフォンで手軽に操縦できる小型のドローンとして販売され、当初は新しいラジコンのような存在でした。それ以前は農薬散布などの用途で使われていましたが、「Parrot AR Drone」の登場により、ホビーユース向けに普及が進んだのです。

その後、2013年には「DJI社」の「ファントムシリーズ」が登場し、小型のカメラを搭載したことで、ドローンを使った空撮が一般的になりました。この斬新なカメラ搭載と空撮の簡易化がきっかけとなり、ホビーユース向けにドローンが普及していく流れが生まれました。ドローンが一般的になっていく中で、「Parrot社」と「DJI社」の影響が大きいことが明らかとなっています。

これからドローンを始めようとする方は、このような歴史や背景も知っておくと、ドローンの奥深い世界をより理解しやすくなります。すでにドローンを所有している方も、こういった知識を初めて知る人もいるでしょうから、情報共有の一環として話してみてはいかがでしょうか。

ドローンのタイプと未来の活動分野

かつては軍事利用が主流だったドローンが、今や私たちの生活をより便利にするために広範囲にわたり活躍しています。ドローンはますます民間での利用が拡大し、その活動分野もますます多様化しています。

民間向けのドローンは大まかに3つのカテゴリに分けることができます。

産業用ドローン

農業での利用を目的とした「Agras MG-1」や整備点検に適した「MATRICE200」など、産業用途に特化したドローンが存在します。これらの産業用ドローンは様々な分野で重宝され、今後の進展が期待されています。

レース用ドローン

スピードを競うドローンレースが隆盛を極めています。レース用ドローンは速さだけでなく、精密な操縦と一人称視点操縦(FPV操縦)による臨場感あふれるレースが楽しめます。

ホビー用ドローン

写真や動画の撮影を趣味とするために使われるホビー用ドローンは、多くの人にとって身近な存在です。機体によって性能が異なり、高品質な空撮が可能なものもあります。手軽に始めたい人には200g未満の軽量ドローンがおすすめで、価格も手ごろで手に入りやすいです。一方、本格的な撮影を目指すなら、高価な機体もありますが、その分性能も向上しています。

近年では、産業分野でのドローン操縦を専門にする「ドローンオペレーター」としての職業も注目を集めており、新しい職業技術として期待されています。ドローンは様々な分野で活用されており、その具体的な利用分野には以下が挙げられます。

  • 農業の農薬散布
  • 災害、救援時の状況確認
  • 配送
  • 空撮によるメディア制作
  • 警備、点検

これらの利用により、効率化やコスト、時間の削減、安全性の向上といったメリットが生まれ、将来的にはドローンの活躍の場が一層広がることが予想されます。

まとめ

いかがでしたか。近年、耳に馴染みのある「ドローン」に関して、その語源や知れ渡るまでの歴史について解説しました。東京モビリティショーでは、人が乗れるドローンが一般公開され、話題となりました。さらに、大阪万博では実機が稼働するとのことで注目を集めていますね。詳細は過去記事「ジャパンモビリティショー2023行ってみた! 」でご確認いただけます。

最近では、2024年問題などが配送業界で懸念されていますが、ドローンが進化し、インフラが整備されていくことで、より利便性の高い社会が実現されるでしょう。例えば、ガソリンスタンドも時代と共に進化し、お客様にとって意味のある場所になるよう日々取り組んでいます。

2024年問題:物流・運送業界をとりまく「2024年問題」とは? (NTTコミュニケーションズ引用)

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