「もしかして、イヤホンをしながらの運転や、急いでいる時の信号無視、ついやってしまっていませんか?」
2023年12月、警察庁は16歳以上の自転車利用者を対象に、交通違反時に反則金を課す「青切符」制度を導入する方針を固めました。これは、後を絶たない自転車関連の事故への対策として、2026年までの導入を目指し検討が進められています。
この記事では、「どんな行為が違反になるのか」「罰金はいくらで、自動車免許の点数に影響は?」「もし違反切符を切られたらどうすればいいのか」といった、あなたの全ての疑問に、法律の根拠を基に徹底的にお答えします。
自分や家族の安全を守るため、そして意図せず違反者にならないために、この機会に正しい知識を身につけましょう。
あなたは大丈夫?青切符の対象となる主な危険行為と具体例
今回の制度で対象となる違反行為は110以上にのぼると言われています。ここでは特に、日常生活でやってしまいがちな危険行為をピックアップして具体的に解説します。
① 信号無視(道路交通法 第7条)
最も多く、そして最も危険な違反行為の一つが信号無視です。

「黄色信号は『止まれ』が原則です。『まだ行ける』という安易な判断が、重大な事故につながります。また、歩行者用の信号が青でも、自転車は車道の信号機に従う義務がありますので注意してください。
よくある疑問 Q&A
- Q. 歩行者用信号が青なら渡っていい?
- A. いいえ。自転車は「軽車両」であり、原則として車道を通行します。そのため、従うべきは歩行者用信号ではなく車道にある車両用の信号です。
② 遮断踏切立入り(道路交通法 第33条)
警報機が鳴り始めてからの踏切への進入は、極めて危険な違反行為です。
電車と衝突すれば命に関わる重大事故に直結します。遮断機が下りかけている、あるいは警報音が鳴っている場合は、必ず手前で停止してください。
③ イヤホン・スマホ使用(ながら運転)
イヤホンで音楽を聴きながら、あるいはスマートフォンを操作しながらの運転も、多くの自治体で禁止されている危険な「ながら運転」です。
- イヤホン: 周囲の音(救急車のサイレン、クラクション、他の車両の接近音など)が聞こえなくなり、危険の察知が遅れます。多くの自治体では、安全な運転に必要な音が聞こえない状態でのイヤホン使用を禁止しています。
- スマホ操作: 画面に気を取られ、前方への注意が散漫になります。たとえ短い時間でも、重大な人身事故につながる可能性があります。
よくある疑問 Q&A
- Q. 片耳イヤホンなら大丈夫?
- A. 「安全な運転に必要な音や声が聞こえない状態」が違反の基準です。片耳でも音量によっては違反と判断される可能性があります。安全のため、運転中のイヤホン使用は避けましょう。
④ 一時不停止(道路交通法 第43条)

「止まれ」の標識がある場所では、必ず停止線の手前で一時停止し、左右の安全確認をしなければなりません。スピードを落とすだけの「徐行」は違反となります。見通しの悪い交差点では特に危険です。
⑤ その他、特に注意すべき違反行為

- 飲酒運転(酒気帯び運転): 論外です。絶対にやめましょう。
- 二人乗り: 運転が不安定になり危険です。(幼児用座席などの例外を除く)
- 無灯火: 夜間、ライトを点灯せずに走行すると、他者から発見されにくく非常に危険です。
- 並進(並走): 「並進可」の標識がない場所で他の自転車と並んで走ることは原則禁止です。
青切符の罰則は?気になる罰金・免許の点数・前科への全影響
もし青切符を切られた場合、どのようなペナルティがあるのでしょうか。多くの人が気になる「罰金」「免許の点数」「前科」について解説します。
① 罰金はいくら?違反行為別の反則金額
報道によると、自転車の青切符による反則金は、5,000円から12,000円程度が想定されています。これは原付バイクの反則金額が参考にされており、違反の危険性に応じて金額が設定される見込みです。
②【最重要】自動車免許の点数は引かれる?
結論から言うと、自転車の交通違反で「青切符」を切られても、自動車免許の点数が引かれることはありません。
これは、自動車の免許制度と自転車の交通違反制度が別物として扱われているためです。自転車の違反で免許の点数を心配する必要はありませんので、ご安心ください。
③ 罰金を無視し続けると「赤切符」になり前科がつく可能性も
青切符(交通反則通告制度)による反則金の納付は、実は「任意」です。しかし、これを無視して納付しない場合、手続きは刑事手続きへと移行します。いわゆる「赤切符」が交付され、検察庁に送致される可能性があります。

上の図のように、反則金を納付すれば手続きは簡易・迅速に終了しますが、納付しない場合は刑事手続きに進みます。

最終的に裁判で有罪判決(多くは罰金刑)が下されると、それは「前科」として記録されることになります。軽い気持ちで無視せず、誠実に対応することが重要です。
もし違反してしまったら?「自転車運転者講習」の対象・内容・料金のすべて
今回の「青切符」制度とは別に、すでに危険な自転車運転者に対する「自転車運転者講習」制度が導入されています。特定の危険行為を繰り返すと、この講習の受講が命じられます。
【講習の対象者】 信号無視などの危険行為(15類型)を3年以内に2回以上繰り返した場合。
講習の概要は以下の通りです。

まとめ:正しい知識で、安全な自転車ライフを
今回は、導入が検討されている自転車の「青切符」制度について、対象となる違反行為から罰則、違反後の流れまでを網羅的に解説しました。
- 「信号無視」や「ながら運転」など、日常の何気ない行為が違反対象になる
- 違反すると5,000円〜12,000円程度の反則金が科される見込み
- 自動車免許の点数に影響はないが、無視すれば前科がつくリスクがある
「知らなかった」では済まされないのが交通ルールです。この機会に自身の運転習慣を見直し、誰もが安心して道路を利用できるよう、安全運転を心がけましょう。
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