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オイル交換

2025.09.13

エンジンオイル交換

オイル交換を徹底解説!頻度・費用・手順まで丸わかりガイド

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本記事では、オイル交換の基本的な役割や必要性から、交換時期の目安、具体的な費用の相場、DIYでの交換手順などをトータルに解説します。定期的なオイル交換を怠ると、潤滑不良やエンジン内部の摩耗が進み、重大なトラブルにつながる可能性があります。そうしたトラブルを回避するだけでなく、燃費や乗り心地の改善を図るためにも、オイル交換は必須のメンテナンスです。ぜひ最後まで読んで、正しい方法を身につけてください。

また、オイル交換のタイミングや費用相場を把握しておけば、出費の予算が組みやすくなり、交換時期の遅れによる部品の劣化も最小限にできます。車種やエンジンによって最適なオイル交換のスタイルは異なりますが、正しい基準やポイントを把握すれば、愛車を長持ちさせることができるでしょう。この記事では初心者にもわかるように解説しますので、知識ゼロからでも安心して読み進めてください。

目次

オイル交換とは?エンジンオイルの基本と役割

オイル交換は、エンジンを正しく保護・冷却し、車のパフォーマンスを維持するための重要なメンテナンスです。まずはエンジンオイルの基礎知識を押さえておきましょう。

エンジンオイルは、エンジン内部で大きな役割を担っています。主に金属パーツ間の摩擦を減らす潤滑作用や、燃焼による熱を吸収する冷却作用など、多面的な効果をもたらすのが特徴です。オイル成分が汚れを吸着しエンジンをクリーンに保つ働きもあり、まさにエンジンのコンディションを保つ要といえます。

しかし、オイルは使用しているうちに徐々に劣化し、粘度が変化したり不純物が増えたりするため、定期的な交換が必要になります。オイル交換を怠ると、エンジン内部にスラッジ(汚れの固まり)がたまり、摩擦抵抗が増えて燃費が悪化する恐れがあります。最悪の場合はエンジンの破損につながるケースもあるため、こまめなチェックを心がけることが重要です。

また、車の利用状況によってオイルの劣化スピードも変わるため、走行距離や使用環境を考慮したメンテナンスが必要となります。普段からエンジン音や加速感などに違和感を覚える場合は、早めに点検を行うとトラブルを防ぐことに役立ちます。オイルと一口にいっても合成油や鉱物油、部分合成油など種類があり、車種や性能に応じた選択が大切です。

潤滑作用:金属同士の摩擦を減らす

潤滑作用のイメージ図

エンジン内部では、シリンダーやピストンなどが高速で動いています。オイルは金属同士の直接接触を防ぎ、摩擦を大幅に低減することでエンジンの寿命を延ばす役割を果たします。もしオイルが劣化して粘度が下がると、部品同士の摩耗が進み、エンジンノイズや性能低下につながってしまうのです。

密封作用:シリンダー内の気密を保つ

密封作用のイメージ図

エンジンオイルは、シリンダーとピストンのわずかなすき間に入り込み、密閉性を高めます。しっかりと気密性が保たれることで圧縮効率が上がり、エンジンが本来のパワーを発揮しやすくなります。特に高出力エンジンでは、この密封作用が燃焼効率に大きく影響するため、オイル管理がより重要になります。

冷却作用:オイルが熱を吸収して放散

冷却作用のイメージ図

燃焼時に発生する高温を効率よく抑えるのも、エンジンオイルの役割の一つです。冷却水だけではカバーしきれない部分をオイルが循環して受け持ち、エンジン全体の温度バランスを安定させます。熱がこもるとメカニカル部分への負荷が増え、焼き付きや部品変形などの深刻なトラブルを招くリスクが高まります。

清浄分散作用:汚れを取り除いてエンジンを守る

清浄分散作用のイメージ図

エンジン稼働中に発生するススやカーボンなどの汚れは、オイルが取り込み循環中にフィルターで除去されます。こうした吸着力のおかげで、エンジン内部に蓄積するスラッジを防ぎ、パーツを常にクリーンな状態に保つことができます。定期的にオイルとオイルフィルターを交換することで、清浄分散作用を最大限に引き出せるでしょう。

防錆作用:錆や腐食を防ぐ

防錆作用のイメージ図

金属は水分や酸素にさらされると酸化や錆が進みますが、オイルの薄い被膜が腐食を抑制してくれます。特に気温や湿度が高い環境での走行が多いと、エンジン内部の錆が進行しやすいため、オイル交換をはじめとするメンテナンスが欠かせません。適切な防錆作用が維持されることで、エンジンコンディションが長期間安定します。

オイル交換が必要な理由:定期交換がもたらすメリット

オイル交換をきちんと行うことで、エンジンを良好な状態に保ち、トラブル発生を大幅に減らすことができます。

定期的にオイルを交換することで、エンジン内部の摩擦を軽減し、部品の寿命を延ばす効果が見込めます。燃費の向上にも寄与し、車のランニングコストを抑えることができるのもメリットの一つです。加えて、エンジン内部の汚れがたまりにくくなり、突然の不調や故障リスクを大幅に低減できます。

とくに通勤や買い物などで車を頻繁に使う人は、走行距離が案外早く伸びてしまいがちです。オイルの劣化を放置していると燃費が落ちるだけでなく、エンジンの負荷が増して修理費用が高額になるリスクもあります。ちょっとした手間を惜しまずにメンテナンスすることで、長い目で見て大きな出費を抑えられるでしょう。

さらに、オイル交換の履歴をきちんと残しておくと、中古車として売却する際にも査定にプラスに働くことがあります。エンジンのメンテナンスがしっかり行われてきた車は、買い手にとって安心材料となるためです。結果的に、愛車の総合的な価値を高めることにもつながるでしょう。

オイル交換のタイミング・目安

オイル交換の適切なタイミングは、走行距離や使用期間、環境などによって変わってきます。

一般的にメーカーは1年もしくは1万kmから1万5000kmを目安とすることが多いですが、これはあくまで標準的な使用条件下での推奨値です。実際には、短距離走行が多い、渋滞が頻繁などの条件が加わるとオイル劣化が早まります。自分の使い方や地域の道路事情を考慮し、早めの交換を心がけることが大切です。

特にターボ車やディーゼル車などは負荷が大きいため、交換目安がさらに厳しくなるケースがあります。ガソリンターボ車は3000〜5000km、ディーゼル車でもシビアコンディションであれば5000km程度で交換するのが望ましいといわれることもあります。いずれにしても、定期点検の際にオイルの状態を確認し、必要に応じて交換を行うと良いでしょう。

メーカー推奨の目安だけでなく、使用オイルのグレードや車種ごとの相性も影響します。鉱物油は交換時期が早めになりやすい一方、全合成油は性能が高く交換間隔を長めにとりやすいといった特徴があります。ご自身の走行スタイルとオイルの種類を照らし合わせ、最適なタイミングを判断してみてください。

走行距離と使用期間で見る交換時期

メーカーが設定する走行距離や使用期間はあくまでも標準条件を想定したものです。もし山間部のようにアップダウンが激しい地形や、エアコンをフル稼働するような厳しい気候で主に利用しているなら、早めの交換が望ましいでしょう。オイルの色や粘度の変化が目立つようになったら早めに交換時期を検討することが重要です。

シビアコンディションの見極め方

頻繁な短距離走行やアイドリング時間が長い職業利用などはシビアコンディションに当たります。エンジンが温まりきる前に停止と始動を繰り返すと、オイルの劣化が想像以上に早く進むためです。こうした環境では、標準的な交換サイクルよりも早めにメンテナンススケジュールを組みましょう。

引用:【プロが解説】エンジンオイル交換の目安は5,000km?1年?車種・走り方別の最適時期

オイル交換をしないとどうなる?トラブルとリスク

オイル交換を怠ったり先延ばしにしたりすると、エンジンに深刻なトラブルが起こる危険性があります。

まず、摩擦抵抗が増大し、エンジン内部の部品同士の摩耗が加速してしまいます。部品交換やエンジンの修理が必要になると、費用面でも大きな負担が発生し、車を長期間預けることにもなりかねません。最悪の場合はエンジンが故障し、車自体の買い替えを余儀なくされるケースも考えられます。

また、オイルの清浄分散作用が弱まると、スラッジや汚れが堆積してエンジン不調の原因となります。燃費悪化だけでなく、アイドリングの不安定化やエンジン警告灯の点灯など、日常的な走行にも支障をきたします。気づいたときには大きなトラブルに発展している可能性があるため、日頃からこまめにオイル状態をチェックする必要があります。

さらに、オイルが劣化するとエンジン内部の冷却効果も落ち、過熱による金属パーツの変形や焼き付きが発生しやすくなります。冷却水だけでは補いきれない部分をオイルが担当しているため、その機能が果たされないと一気にダメージが進みます。こうしたリスクを考えると、定期的なオイル交換がいかにコストパフォーマンスを高めるか実感できるでしょう。

オイル交換の流れと作業手順

実際にオイル交換を行う際の一般的なステップや注意点を押さえておきましょう。

オイル交換は、まず古いオイルを抜き取るところから始まります。車をジャッキアップまたはリフトに上げ、ドレンボルトを外してオイルパン底部からオイルを排出します。排出後はドレンボルトをしっかり装着し、新しいオイルを規定量注入します。

この作業だけを聞くと手順はシンプルですが、実際には車体姿勢の確保や適切なトルク管理など、いくつかの注意点があります。店舗や整備工場で行う場合は、プロのメカニックがこうした細部まできめ細かく対応してくれるので安心感が高いでしょう。DIYの場合は、トルクレンチを使って適正な締め付けトルクを管理し、後からオイル漏れが起こらないよう確実に作業する必要があります。

画像:トルクレンチ

オイルを注入した後は、エンジンを数分間アイドリングさせてからオイル量を再チェックすることが推奨されます。適量に達していない場合は、指定量に合わせてオイルを継ぎ足しましょう。もし規定範囲よりも量が多すぎると、逆にエンジンに負担をかける可能性もあるため、こまめにゲージを確認することが大切です。

WEB予約と作業受付までのステップ(エネオスモビリニア)

オンライン予約を利用すれば、待ち時間を短縮しスムーズに作業に入れます。店舗での受付時には、車種や走行距離、使用オイルの種類などを伝え、適切なメンテナンスメニューを選んでもらうのがベストです。予約内容を踏まえて準備が行われるため、当日は短い時間でオイル交換が完了しやすくなります。 関連記事リンク<< 【もう待たない!】洗車の予約はWebが常識!メリット・方法・料金を徹底解説

オイルフィルター交換の必要性

オイルフィルターは、オイルに混入した異物や汚れを取り除く重要なパーツです。定期的にフィルターを交換しないと、エンジン内部に汚れがたまりやすくなりオイル交換の効果も半減してしまいます。一般的にはオイル交換2回に1回、または年1回のペースで交換を推奨するケースが多いです。

図:オイルフィルター内部 カットモデル画像

作業後のチェックポイント

交換後は、エンジンをかけて警告灯が点灯しないか確認し、アイドリングの調子もチェックします。オイルパン周辺に漏れがないかも重要な確認事項で、もしオイルが染み出していれば早めの対応が必要です。最後にオイルゲージでレベルを確認し、適切な量が入っていることを再度確認しておきましょう。

オイル交換にかかる費用と価格の目安

オイルの種類や交換場所によって費用は異なりますが、ある程度の相場を知っておくとスムーズです。

オイル交換費用は、オイル本体の価格と作業工賃の合計で決まります。たとえばディーラーや専門店では信頼性が高い反面、作業工賃がやや高めになる傾向があります。カー用品量販店やガソリンスタンドでは工賃を安く抑えられる場合もありますが、使用するオイルのグレードや技術力などを総合的に確認して選ぶのがおすすめです。

一般的には鉱物油はリーズナブルな価格帯で、部分合成油は中程度、全合成油は高価格帯に分類されます。全合成油は性能が高く長期間の使用でも劣化しにくいため、交換頻度を減らすことができますが、初期費用は高くつきます。走行距離や車種、求めるパフォーマンスによって、最適なオイルを選びましょう。

交換費用の相場は、軽自動車であれば3,000~5,000円程度、普通乗用車で5,000~8,000円程度が多いとされています。ディーゼル車や高級車などは使用オイルによって費用がさらに高くなる場合もあるため、事前に見積もりをとっておくと安心です。

オイルの種類による費用の違い

鉱物油は安価で手軽ですが、高温に弱く劣化が早い傾向があります。部分合成油は鉱物油と合成油のメリットをバランス良く取り入れ、コストと性能の両立が期待できます。全合成油は潤滑性能や耐熱性に優れ、スポーツ走行や高負荷運転にも対応できるため、ハイグレード志向の方や長い目でコストを抑えたい方に向いています。

店舗・ディーラー・専門店それぞれの相場

カー用品店やガソリンスタンドは定期的にキャンペーン価格を実施していることがあり、お手ごろ価格で交換できるチャンスも多いです。ディーラーは純正オイルなど信頼度の高い製品を取り扱いますが、工賃が高めに設定されることもあります。専門店はメカニックの技術力や知識が豊富で、車種に合わせた専門的な提案が受けられるメリットがあります。

DIYでオイル交換をする方法と注意点

DIYでオイル交換すれば費用を抑えられますが、適切な手順と法的な注意点を守る必要があります。

DIYでオイル交換を行う最大の利点は工賃が不要な点ですが、そのぶん作業リスクも伴います。必要な工具や作業環境が整っていないと、オイルの抜き取りが不十分になったり、漏れが発生したりする可能性があります。しっかりと準備を整えた上で慎重に作業に取り組むことが大切です。

また、車をジャッキアップする際には安全面で注意が必要です。作業中に車体が傾く、あるいは転倒する危険性があるため、ウマなどの固定器具やフラットで硬い地面を選ぶなどの対策を講じましょう。必要な工具を清潔な状態に保つことで異物混入を防ぎ、エンジントラブルのリスクを下げることもできます。

オイルや廃油に触れた後は、素手や作業環境を十分に洗浄し、汚染を防止する配慮が必要です。未来の整備作業やDIYにおいても、清潔で安全な環境は欠かせません。DIYに慣れていない方は、最初はプロに依頼してノウハウを学んでから実践すると、失敗を避けられるでしょう。

必要な道具と交換手順

オイルパンやオイル受け皿、トルクレンチ、オイルフィルターレンチなどが基本的な道具として挙げられます。作業手順は、オイルの温度が下がった状態でドレンボルトを外し、古いオイルを抜いた後にフィルターを交換し、新しいオイルを補充する流れです。特に締め付けトルクやオイル注入量などは正確さが求められるため、整備書や専門家のアドバイスを参考にすることをおすすめします。

廃油の処理方法と法律上の注意点

使用済みオイルは産業廃棄物として取り扱われるため、不法投棄は絶対に避けなければなりません。ガソリンスタンドやカー用品店で引き取ってもらうか、市区町村の廃棄物処理ルールに従って処理しましょう。違反すると罰則を受ける可能性があるため、環境保護と法的責務を意識して適切に廃油を処分してください。

よくある質問(FAQ)

皆さんがよく抱く疑問点をまとめました。正しい知識でオイル交換に臨みましょう。

オイル交換を徹底解説!頻度・費用・手順まで丸わかりガイド【よくある質問FAQ】

エンジンオイル交換に関するよくあるご質問をまとめました。

Q1. オイル交換はどれくらいの頻度で行うのがベストですか?

A. 車種や乗り方によって最適な頻度は異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

  • 走行距離: 5,000km〜15,000kmごと
  • 経過期間: 6ヶ月〜1年ごと

【ポイント】

  • シビアコンディション(短距離走行の繰り返し、悪路走行が多いなど)に当てはまる場合は、早めの交換が推奨されます。
  • ターボ車や直噴エンジン搭載車は、オイルが汚れやすいため、メーカー推奨の交換時期を守ることが重要です。
  • あまり車に乗らない場合でも、オイルは空気に触れることで酸化し劣化するため、少なくとも1年に1回は交換しましょう。

ご自身の車の取扱説明書に記載されているメーカー推奨の交換時期をご確認いただくのが最も確実です。

Q2. オイル交換の費用はいくらくらいかかりますか?

A. オイル交換の費用は、依頼する場所、使用するオイルの種類、車種によって大きく異なります。費用の内訳は主に「オイル代」と「工賃」です。

交換場所費用相場(オイル代+工賃)特徴
ディーラー5,000円~15,000円程度純正オイルで安心感が高い。点検も同時に受けられる。
カー用品店3,000円~8,000円程度オイルの種類が豊富で、比較的安価。会員サービスで工賃が無料になる場合も。
ガソリンスタンド3,000円~7,000円程度給油ついでに気軽に依頼できる。店舗によって技術力に差がある場合も。
整備工場4,000円~10,000円程度車の状態を総合的に見てもらえる。付き合いのある工場なら安心。

出所:自社リテールサポート2025調査

オイルフィルターも同時に交換する場合、上記に加えて1,000円~3,000円程度の追加費用がかかります。

Q3. オイル交換は自分でできますか?手順と注意点は?

A. はい、ご自身で行うことも可能です(DIY)。必要な工具と正しい手順を理解すれば、費用を抑えることができます。

【主な手順(下抜きの場合)】

  1. 準備: 新しいエンジンオイル、オイルフィルター、ドレンプラグのワッシャー、廃油処理箱、工具(レンチ、ジャッキなど)を用意します。
  2. ジャッキアップ: 安全な場所で車をジャッキアップし、ジャッキスタンドで固定します。
  3. 古いオイルを抜く: エンジン下部のドレンプラグを外し、古いオイルを廃油処理箱に排出します。
  4. オイルフィルター交換: オイルフィルターレンチを使って古いフィルターを外し、新しいフィルターを取り付けます。
  5. 新しいオイルを入れる: ドレンプラグを締め、エンジン上部のフィラーキャップから新しいオイルを規定量注入します。
  6. 量の確認: オイルレベルゲージでオイルが規定量入っているか確認します。

【注意点】

  • 安全確保: ジャッキアップは慎重に行い、必ずジャッキスタンドを使用してください。
  • 火傷注意: エンジンが温まっている状態で行うとオイルが抜けやすいですが、火傷に注意が必要です。
  • 廃油処理: 抜いたオイルは、法律に従って適切に処理する必要があります。廃油処理箱を利用し、ガソリンスタンドなどで引き取ってもらいましょう。
  • 締め付けトルク: ドレンプラグやオイルフィルターの締め付けすぎは、部品の破損につながるため注意が必要です。

Q4. オイル交換をしないと、どうなりますか?

A. エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑、冷却、洗浄、密封、防錆といった重要な役割を担っています。オイル交換を怠ると、以下のような様々な不具合を引き起こす可能性があります。

  • 燃費の悪化: オイルの潤滑性能が低下し、エンジン内部の摩擦抵抗が増えるため。
  • エンジン性能の低下: パワーダウンや加速性能の悪化を感じるようになります。
  • 異音の発生: 部品同士が摩耗し、「ガラガラ」「カンカン」といった異音が発生することがあります。
  • オーバーヒート: オイルの冷却性能が落ち、エンジンが焼き付いてしまう(オーバーヒート)危険性があります。
  • エンジンの故障: 最悪の場合、エンジンが完全に故障し、高額な修理費用が必要になったり、走行不能になったりします。

定期的なオイル交換は、車のコンディションを維持し、安全なカーライフを送るために不可欠なメンテナンスです。

Q5. オイルフィルター(エレメント)も同時に交換する必要がありますか?

A. オイルフィルターは、エンジンオイル中の不純物や汚れを取り除く役割を担っています。一般的に、オイル交換2回につき1回の頻度で交換することが推奨されています。

ただし、長期間オイル交換をしていない場合や、悪路走行が多い場合などは、オイル交換と同時にフィルターも交換することをおすすめします。

Q6. 「鉱物油」「部分合成油」「全合成油」の違いは何ですか?どれを選べば良いですか?

A. これらはオイルのベースとなる「ベースオイル」の種類で、性能と価格が異なります。

  • 鉱物油(Mineral Oil): 原油を精製して作られる最も基本的なオイル。価格は安いですが、性能の持続性は他のオイルに劣ります。
  • 全合成油(Fully Synthetic Oil): 化学的に合成して作られ、不純物が少なく高性能。エンジン保護性能や燃費性能に優れますが、価格は高めです。
  • 部分合成油(Semi-Synthetic Oil): 鉱物油と全合成油をブレンドしたオイル。性能と価格のバランスが良いのが特徴です。

【選び方のポイント】

  • 車種の指定: まずは車の取扱説明書で推奨されているオイルを確認しましょう。
  • 走行スタイル: 高速走行やスポーツ走行が多い方は高性能な全合成油、街乗りが中心の方は部分合成油や鉱物油でも十分な場合があります。
  • 予算: ご自身の予算に合わせて選ぶことも大切です。

迷った場合は、ディーラーやガソリンスタンドのスタッフに相談することをおすすめします。

オイル交換の所要時間はどれくらい?

店舗によって多少の差はありますが、一般的には15分から30分程度で完了する場合が多いです。繁忙期や予約状況によっては待ち時間が発生することもあるため、事前に予約を入れておくと効率的でしょう。DIYの場合は慣れや環境によって作業時間が変動し、初めての方は1時間程度かかることもあります。

どんなオイルを選べばいい?

エンジンの形式やターボの有無、走行環境や目的に応じて適切なグレードを選ぶことが重要です。純正指定オイルを使うのが基本的には安心ですが、走行環境によって高性能な全合成油や低粘度オイルを選ぶと燃費や加速性が向上することもあります。迷った場合はカーディーラーや専門店に相談して、自分の車に最適なオイルを提案してもらいましょう。

軽自動車でも同じ交換頻度なの?

軽自動車は排気量が小さいためエンジンが高回転になりやすく、思いのほかオイルに負荷がかかるケースがあります。通常は3,000〜5,000km、もしくは3〜6ヶ月ごとの交換を推奨する声が多く、大きなエンジンを積む普通車と大きくは変わりません。むしろ走行距離が多い軽商用車であれば、早め早めの交換を心がけることで故障リスクの低減につながります。

まとめ・総括

オイル交換は車を安全かつ快適に走らせるための欠かせない作業です。正しい知識と定期的な実施が大切になります。

オイル交換を通じて得られるメリットは、燃費改善やエンジン保護など多岐にわたります。定期的に交換する習慣をつければ、車の寿命を大きく延ばすことにもつながるでしょう。こまめなメンテナンスの積み重ねこそが、トラブルを未然に防ぎ出費を抑える最善策となります。

また、交換のタイミングや使用オイルの種類は、車種や使用環境によって様々です。メーカー推奨の数値だけに頼らず、実際の走行状況を総合的に把握しながら最適な交換サイクルを見極めることが大切です。もし自分で判断が難しい場合は、整備工場やディーラーのプロへ相談すれば安心感が増します。

本記事で紹介した情報を参考に、自分の利用スタイルや予算、メンテナンスの知識レベルに合った方法を選択してみてください。正しいオイル管理を心がければ、エンジンがいつまでも元気で走り続ける車生活を楽しむことができるでしょう。

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