車を運転しているときに突然点くエンジン警告灯。見たことがある方は「いったい何?」と驚いた経験があるのではないでしょうか。この警告灯はオレンジや黄色で、T型のプロペラがついたエンジンの形をしています。車のマニュアルには「故障警告灯」とも記載されており、車の異常を知らせる重要なサインです。

- 1. エンジン警告灯が点灯しても慌てないで!「点灯」と「点滅」の違いとは?
- 【要点検】「点灯」し続けている場合:走行は可能だが、早めの診断を
- 【準緊急】「点滅」している場合:走行は危険!速やかな停車と点検を
- 2. 【原因特定】エンジン警告灯が点灯する代表的な7つのトラブルと修理費用
- 原因①:O2センサーの異常
- 原因②:エアフローセンサーの異常
- 原因③:イグニッションコイルの故障
- 原因④:カム角/クランク角センサーの異常
- 原因⑤:バッテリーセンサーの異常
- 原因⑥:触媒(キャタライザー)の劣化・故障
- 原因⑦:意外な落とし穴!ガソリンタンクキャップの緩み
- 3. 放置は絶対NG!エンジン警告灯を無視する3つのリスク
- リスク①:車検に通らない
- リスク②:燃費が悪化し、走行性能が低下する
- リスク③:他の高額な部品の故障を誘発する
- 4. 【車種別】あなたの車は大丈夫?エンジン警告灯の注意点
- 5. エンジン警告灯が点いたらどこへ行く?ディーラーと整備工場の違いと選び方
- 6. まとめ:警告灯は愛車からのメッセージ。早めの点検で安心なカーライフを
1. エンジン警告灯が点灯しても慌てないで!「点灯」と「点滅」の違いとは?
エンジン警告灯の色はオレンジ色または黄色です。しかし、その光り方によって緊急度が大きく異なります。
【要点検】「点灯」し続けている場合:走行は可能だが、早めの診断を
エンジン始動後も警告灯がつきっぱなしの状態です。これは、主に排出ガスやエンジン制御システムに関するセンサー類に異常を検知したサインです。
多くの場合はすぐに走行不能になることはありませんが、エンジンが本調子でないことは確かです。燃費が悪化したり、本来のパワーが出なかったりする可能性があります。長距離の走行や高速走行は避け、できるだけ早く専門家による診断を受けましょう。
【準緊急】「点滅」している場合:走行は危険!速やかな停車と点検を
警告灯がチカチカと点滅している状態は、点灯よりも緊急性が高いサインです。これは、エンジンの失火(ミスファイア)などにより、未燃焼ガスがマフラーに流れ込んでいる可能性を示します。
この状態のまま走行を続けると、排出ガスを浄化する「触媒(キャタライザー)」という部品が過熱し、最悪の場合、車両火災に至る危険性があります。速やかに安全な場所に車を停め、走行を中止して、整備工場やロードサービスに連絡してください。
2. 【原因特定】エンジン警告灯が点灯する代表的な7つのトラブルと修理費用
エンジン警告灯の点灯は、車載コンピューター(ECU)が記録したエラーコードをOBD2診断機で読み取ることで、原因を正確に特定できます。ここでは、全国のENEOSサービスステーションで実際に診断されることが多い代表的な7つの原因と、2026年1月現在の修理費用の目安をご紹介します。
※費用は車種や部品の種類(純正品/社外品)により変動します。
原因①:O2センサーの異常
- 役割: 排出ガス中の酸素濃度を測定し、最適な燃焼状態(燃費)を保つための部品です。
- 症状: 警告灯点灯のほか、燃費の悪化が見られますが、体感できるほどの走行への影響は少ないことが多いです。
- 修理費用目安: 2.5万円~5万円(部品代・工賃込)
【O2センサーの画像】
原因②:エアフローセンサーの異常
- 役割: エンジンが吸い込む空気の量を測定するセンサー。この情報をもとに燃料の噴射量を決定します。
- 症状: アイドリング不調、加速時のパワー不足、エンストなどを引き起こすことがあります。
- 修理費用目安: 2万円~8万円(部品代・工賃込)
原因③:イグニッションコイルの故障
- 役割: ガソリンに着火するための火花を飛ばす、スパークプラグに高電圧を供給する変圧器です。
- 症状: 明らかなエンジンの不調(振動、ブルブルとした揺れ)、加速不良が起こります。警告灯が点滅する原因にもなります。
- 修理費用目安: 1本あたり1万円~3万円(部品代・工賃込)。気筒数分の本数があり、1本が故障すると他のコイルも劣化している可能性が高いため、全数交換が推奨される場合もあります。
【イグニッションコイルとスパークプラグの画像】
原因④:カム角/クランク角センサーの異常
- 役割: エンジンのピストンの位置や回転を監視する重要なセンサー。これらの情報がないとエンジンは正常に作動できません。
- 症状: 走行中に突然エンストしたり、エンジンが始動しなくなったりすることがあります。
- 修理費用目安: 1.5万円~4万円(部品代・工賃込)
原因⑤:バッテリーセンサーの異常
- 役割: 近年の充電制御車やアイドリングストップ車に搭載され、バッテリーの状態(電圧・電流・温度)を監視しています。
- 症状: 警告灯点灯のほか、アイドリングストップが機能しなくなることがあります。
- 修理費用目安: 1.5万円~3.5万円(部品代・工賃込)
原因⑥:触媒(キャタライザー)の劣化・故障
- 役割: 排出ガス中の有害物質(HC, CO, NOx)を無害化する高価な部品です。
- 症状: エンジンの警告灯点滅を放置した場合などに損傷します。排気効率が悪化し、パワーダウンや燃費悪化につながります。
- 修理費用目安: 10万円~30万円以上。白金やパラジウムなどの貴金属を使用しているため、非常に高額になります。
原因⑦:意外な落とし穴!ガソリンタンクキャップの緩み
- 役割: 燃料タンク内の圧力を密閉・保持します。
- 症状: セルフスタンドで給油した後などに「キャップをカチッと音がするまで閉め忘れた」場合、タンク内の圧力異常を検知して警告灯が点灯することがあります。
- 修理費用目安: 0円(締め直すだけでOK)。警告灯が点いたら、まずここをチェックするのも一つの手です。
3. 放置は絶対NG!エンジン警告灯を無視する3つのリスク
「オレンジ色だから大丈夫だろう」と放置するのは非常に危険です。以下のような重大なリスクがあります。
リスク①:車検に通らない
エンジン警告灯が点灯した状態では、保安基準を満たさないため、絶対に車検には通りません。 車検満了日が近い場合は、必ず先に修理が必要です。
リスク②:燃費が悪化し、走行性能が低下する
O2センサーの異常など、燃費に直結する故障が多いのが特徴です。放置すると無駄なガソリンを消費し続けることになり、不経済です。
リスク③:他の高額な部品の故障を誘発する
例えば、イグニッションコイルの故障による不完全燃焼を放置すると、未燃焼ガスが流れ込んだ結果、数十万円もする触媒(キャタライザー)を損傷させる可能性があります。まさに「安物買いの銭失い」ならぬ「修理代ケチりの大出費」につながります。
4. 【車種別】あなたの車は大丈夫?エンジン警告灯の注意点
車種の特性によって、警告灯が点灯しやすい傾向があるのも事実です。
- プリウスなどのハイブリッド車の場合: 通常のエンジンシステムに加え、ハイブリッドバッテリーやインバーターなど、独自のシステム異常をエンジン警告灯で知らせる場合があります。「ハイブリッドシステムチェック」の表示と同時に点灯したら、専門的な診断が必要です。
- N-BOXなどの軽自動車の場合: 普通車に比べてエンジンの回転数が高くなりがちで、センサー類や点火系部品への負荷が大きい傾向があります。定期的なメンテナンスがより重要になります。
- アルファードなどの大型車の場合: 排気量が大きく気筒数も多いため、イグニッションコイルなどの部品数が多く、交換時の費用が嵩む傾向があります。1本の故障を放置すると、連鎖的に他のコイルに負担がかかるため早めの対処が賢明です。
5. エンジン警告灯が点いたらどこへ行く?ディーラーと整備工場の違いと選び方

結論: メーカー保証期間内であればディーラーが安心です。保証期間外で、費用を抑えつつ確かな診断・修理を求めるなら、信頼できる整備工場がおすすめです。
6. まとめ:警告灯は愛車からのメッセージ。早めの点検で安心なカーライフを
エンジン警告灯は、ドライバーに車の異常を知らせる重要なサインです。
- 「点灯」 は早めの健康診断を促すサイン。
- 「点滅」 は救急車を呼ぶレベルの緊急サイン。
- 放置は車検NG・燃費悪化・高額修理の三重苦につながる。
警告灯の点灯は、愛車があなたに送る「早めに気づいて!」というメッセージです。この記事を参考に冷静に対処し、お近くのプロに相談して、安心で快適なカーライフを取り戻しましょう。
[関連記事]
エネオスモビリニアサービス予約 – 全国のENEOSモビリニアのお店でご提供するカーメンテナンスサービス予約サイト
免責事項
本サイトでは、読者の皆様に有益な情報を提供できるよう努めておりますが、掲載された情報のご利用は、ご自身の判断と責任においてお願いいたします。
また、情報の正確性には万全を期しておりますが、内容を保証するものではありません。リンク先のサイト様が提供する情報についても同様です。




