

「オイルエレメント」と「オイルフィルター」、車のメンテナンスの話でよく耳にするけど、一体何が違うの?お店や人によって呼び方が違うから混乱する…と感じたことはありませんか?
実はこの2つ、厳密には違うものを指しますが、一般的には同じ意味で使われることがほとんどです。
しかし、本当に知りたいのは「言葉の違い」だけではないはずです。
- いつ交換すればいいの?
- 交換しないとどうなる?故障する?
- 費用はいくら?どこで頼める?
- 自分で選ぶなら、どれがいいの?
この記事では、そんなオイルフィルター交換に関するあらゆる疑問に、自動車整備のプロがすべてお答えします。読み終える頃には、あなたはもうオイルフィルター交換で迷うことはありません。
1. 「オイルエレメント」と「オイルフィルター」の違いは?
まず、多くの人が混同している2つの言葉の違いをハッキリさせましょう。
- オイルフィルター:エンジンオイルをろ過する部品(カートリッジ)全体のこと。
- オイルエレメント:オイルフィルターの中に入っている、**ろ過するための紙(ろ紙)**のこと。
つまり、「オイルエレメント」は「オイルフィルター」の一部品です。

とはいえ、自動車整備の現場ではどちらの言葉を使っても「オイルをろ過するあの部品ね」と理解してもらえます。 【結論】一般的にはどちらの呼び方でも整備士に通じるので、心配は不要です!
どちらも「エンジンをきれいに保つための重要なパーツ」であることに変わりはありません。 では、この重要なパーツの交換を怠ると、あなたの愛車に一体何が起きてしまうのでしょうか?
2. 【危険】交換しないと修理費数十万も?オイルフィルターの重要性と3つのリスク
「まだ大丈夫だろう」とオイルフィルターの交換を後回しにすると、エンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。数千円の交換費用を惜しんだ結果、取り返しのつかない事態になることも。
なぜ交換が必要なの?
エンジンオイルは、エンジン内部で発生する金属粉や燃えカス(スラッジ)を取り込み、常に汚れていきます。オイルフィルターは、この汚れをろ過し、きれいなオイルだけをエンジン内に循環させる「血液のろ過装置(腎臓)」のような役割を担っています。
しかし、フィルターが汚れると、以下のようなリスクが発生します。
リスク1:燃費の悪化とパワーダウン
フィルターが目詰まりすると、オイルの流れが悪くなります。これによりエンジンに余計な負荷がかかり、燃費が悪くなったり、加速が鈍くなったりします。
リスク2:エンジン内部の摩耗促進
フィルターの目詰まりが限界に達すると、「リリーフバルブ(バイパスバルブ)」という安全装置が開きます。これは、オイルが流れなくなる最悪の事態を避けるためのものですが、ろ過されていない汚れたオイルがそのままエンジン内を循環してしまいます。結果、エンジン内部の精密な部品を傷つけ、寿命を大幅に縮めます。
リスク3:最悪の場合、エンジン焼き付き
汚れたオイルが循環し続けると、部品同士の潤滑がうまくいかなくなり、金属が直接こすれ合って高熱で溶けて固着する「エンジン焼き付き」を引き起こす可能性があります。こうなるとエンジンの載せ替えが必要になり、修理費用は数十万円から100万円以上になることも珍しくありません。
3. オイルフィルターの交換時期はいつ?「オイル交換2回に1回」が鉄則
オイルフィルターの交換時期は、車の使われ方によって変わりますが、以下の基準を覚えておけば間違いありません。
- 走行距離の目安:10,000km〜15,000km
- 期間の目安:1年
- 覚えやすい鉄則:オイル交換2回につき1回
多くのカー用品店や整備工場では、この「オイル交換2回に1回」を推奨しています。これが最も実践的で分かりやすい基準です。
【要注意】交換サイクルが早まる「シビアコンディション」とは?
ただし、車にとって厳しい使われ方をしている「シビアコンディション」の場合は、より早めの交換が推奨されます。
<シビアコンディションの例>
- 短距離走行の繰り返し(走行距離8km以下の「ちょい乗り」が多い)
- 坂道や未舗装路の走行が多い
- 低速走行やアイドリングが多い(渋滞など)
- 高回転での走行が多い
実は、日本の一般的な市街地走行の多くはシビアコンディションに該当すると言われています。ご自身の運転スタイルが上記に当てはまる場合は、安全のためにオイル交換ごとのフィルター交換を検討しましょう。
4. 費用と方法を徹底比較!オイルフィルター交換は「お店」vs「DIY」どっち?
交換の必要性がわかったら、次は「どこで、どうやって交換するか」です。選択肢は大きく分けて「お店に依頼する」か「自分で交換(DIY)する」かの2つ。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
| 交換方法 | 費用の目安(部品+工賃) | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| お店に依頼 | 2,000円~7,000円 | 安心・確実、手間いらず、廃油処理不要 | 費用が高い、待ち時間が発生 | 初心者、時間がない人、安心を買いたい人 |
| 自分で交換(DIY) | 1,000円~3,000円 | 圧倒的に安い、愛車への理解が深まる | 工具が必要、手間と失敗リスク、廃油処理が面倒 | 費用を抑えたい人、車いじりが好きな中〜上級者 |
お店に依頼する場合の内訳
- ディーラー:費用は高めだが、純正品で最も安心感がある。
- カー用品店(オートバックス等):費用は標準的。製品の種類が豊富で、相談しながら選べる。
- ガソリンスタンド:手軽に依頼できるが、店舗によって技術力に差がある場合も。
ポイント:オイル交換と同時にフィルター交換を依頼すると、フィルター交換の工賃が無料または割引になることがほとんどです。費用を抑えたいなら同時交換がおすすめです。
5.【これで迷わない】自分の車に合うオイルフィルターの選び方・購入ガイド
「車の構造に合わせて、装着できる種類は決まっています。よって、種類を選ぶことはできません!」という説明は、半分正解で半分間違いです。
正しくは、「車の構造に合う“形状やサイズ”は決まっているので、適合しないものは装着できない」という意味です。しかし、その適合品の中でどのメーカーの製品を選ぶかは、あなたが自由に選択できます!
ここでは、失敗しないための3ステップを解説します。
STEP1:適合品番を調べる【最重要】
自分の車に合うフィルターを探すには、まず「適合品番」を調べる必要があります。
- 方法①:メーカーのWeb適合表で調べる これが最も簡単で確実です。BOSCH、PIAA、DENSOといったフィルターメーカーの公式サイトにアクセスし、ご自身の「メーカー名」「車種名」「年式」「型式」などを入力すれば、適合品番がすぐに分かります。 **「(車種名) オイルフィルター 適合」**で検索してみましょう。
- 方法②:車検証から調べる ネット通販などで購入する際、車検証に記載の「車台番号」「型式指定番号」「類別区分番号」の入力を求められることがあります。手元に用意しておくとスムーズです。
STEP2:純正品 vs 社外品 どっちを選ぶ?
適合品番がわかったら、次はどのメーカーの製品にするか選びます。
- 純正品:自動車メーカーのブランドで販売されている製品。安心感はNo.1ですが、価格は高めです。ディーラーと同じ品質を求めるならコレ。
- 社外品(優良品):BOSCH、PIAA、DENSOなどの部品メーカーが製造する製品。純正同等以上の性能を持ちながら、価格が安いのが魅力です。コストパフォーマンスを重視するなら、断然こちらがおすすめです。
STEP3:おすすめの購入場所
- ネット通販(Amazon, 楽天市場, モノタロウ):適合品番さえわかっていれば、最も安く購入できます。
- カー用品店(オートバックスなど):適合が不安な場合でも、スタッフに確認してもらえるので安心。購入して、そのまま交換作業も依頼できます。
まとめ
最後に、オイルフィルター交換の重要なポイントを振り返りましょう。
- 言葉の違い:「フィルター」は部品全体、「エレメント」は中のろ紙。でも一般的には同じ意味で通じる。
- 交換の必要性:交換しないと燃費悪化からエンジン焼き付きのリスクまである。
- 交換時期:基本は「オイル交換2回に1回」。ちょい乗りが多いなら毎回交換が安心。
- 交換方法:初心者は安心の「お店」、コスト重視なら「DIY」。
- 選び方:Webで「適合品番」を調べて、コスパの良い「社外品」を選ぶのが賢い選択。
この記事を参考に、最適なタイミングでオイルフィルターを交換し、大切な愛車と長く付き合っていきましょう。


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